自分を受け入れましょう。
相手の気持ちを受け止めてあげましょう。
本を読んだり、心のことについて学んだりすると、良く聞かれる言葉です。
でも、「受け入れる」ってどういうこと?
「受け止める」ってどうすればいいの?
って、思ったことがありませんか?
《受け入れるということは》
相手の意見に自分の意見を合わせるということです。
相手が「今日はカレーを食べたい」と言ったとします。
でも自分はすっかりラーメン気分だった。
その時、自分の気分をそっちへ押しのけて(押さえつけて)、
「私も今日はカレーにしよう」と考える。
これは相手の意見を受け入れたということです。
もう一つ例を挙げましょう。
自分が心のどこかで「あいつを許せない!」と思ってるとします。
でも頭の中では、許した方がいいとわかっている。
いろいろ考えてみたけど
「許した方がいいのはわかる。けど、私はあいつを許せない!」となったら、
これは、考えを押しのけて、自分の気持ちを自分が受け入れている状態です。
《受け止めるということは》
相手の意見を一度確認し、その後自分の意見を確かめることです。
相手が「今日はカレーを食べたい」と言ったとします。
でも自分はすっかりラーメン気分だった。
まず「あなたは今日はカレーを食べたいと思っているんだね」と伝えます。
すると、相手は『この人は自分の話しを聞いてくれているなぁ』と感じます。
これが受け止めるということです。
その上で「でも私は、今日はラーメン気分なんだよね」と自分の意見を伝えます。
相手の意見を受け入れてはいません。
この時点で、お互いの立場がフェアになっていることがわかると思います。
お互いに相手の意見が確認出来ているので、
あとはお互いに納得のいく妥協策を見つけて行けばいいのです。
カレーとラーメンがどちらもメニューに載っているお店に行くも良し。
お昼をラーメンにして、夜をカレーにするも良し。
なんならカレーラーメンを二人で食べに行ってもいいわけです。
もう一つの例です。
自分が心のどこかで「あいつを許せない!」と思ってるとします。
でも頭の中では、許した方がいいとわかっている。
まず「私はあいつが許せないと感じているんだなぁ・・・」
ということを確認します。
すると、自分がどのように感じているのか、
何故そう思うのかを客観的に見つめることが出来ます。
これが受け止めるという作業です。
その上で、「許した方がいいことはわかっている」ということも確認します。
この時点で、相手を許せないという気持ちを受け入れてはいません。
どちらも優先させていないので、全体を上から広く観察する視点が生まれます。
何故許した方がいいと思うのか。
許さないとどうなるのか。
許した場合自分に何が起きるのか・・・。
感情に流されずに、冷静に判断することが出来ます。
受け入れると受け止めるの違い、分かって頂けましたか?(^-^)
今回は例が少ないので、
受け入れるよりも受け止める方がいいのかな?
と感じる内容になっていますが、
いつもそうとは限りません。
子供が「お母さん大好き」と言ってくれている気持ちは
受け入れたほうがいいに決まっています。
「私は寝る間も惜しむほど、この仕事が大好き!」という気持ちは
受け入れた方が仕事がはかどります。
その意見は、自分の中に入れた方がいいのか。
その意見は、自分と同意見なのか、違うのか。
それによって、
受け入れる と 受け止める の選択が変わってくるでしょう。
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